男性ホルモン・遺伝
女性が男性ホルモンの影響を受けて発症する脱毛症を女性男性型脱毛症(Female AGA, FAGA)と呼びます。
※男性の場合は、男性型脱毛症【AGA(エージーエー)】
男性の場合は、生え際から後退や頭頂部から脱毛が進行するのに対し女性は、前頭部・頭頂部付近を中心に毛髪が細くなる症状です。通常は、更年期や老化で女性ホルモンの分泌が減少し体内での男性ホルモンの相対的な比率が上昇する事が原因です。
薄毛・抜け毛の遺伝は、男性ホルモン受容体遺伝子(AR gene)が関係しています。この男性ホルモン受容体遺伝子がジヒドロテストロンの影響を受けやすい体質の方は、遺伝する可能性が高くなり、女性男性型脱毛症になりやすいと言われています。
女性男性型脱毛症になりやすかどうかは、医療機関で毛髪のDNA解析をすることで確認することができます。
遺伝を受けやすい体質であっても必ず影響があるということではありません。適切な対処をすれば女性男性型脱毛症の症状を抑えることができます。