育毛剤の成分
近頃、市販している育毛剤の数も増え、海外製品も見かけるようになりました。
どの製品もメーカーが時間をかけて研究したきた商品ですので、使用上の安全面や一定の育毛効果は期待できる商品だと思います。
ただし、化学物質が多く含まれる商品も数多くあるのが現状です。
もちろん、法律で定められた基準をクリアしている人体に影響を及ぼさないものではあるのですが、どこまで保証されるものなのかはわかりません。できれば化学物質が含まれた育毛剤は避けたいものです。
育 毛剤に含まれる化学物質の中で「プロピレングリコール」というアルコール系の物質があります。男性型脱毛症（AGA）の有効成分である「ミノキシジル」を 配合する際に使われる事があります。
このプロピレングリコールは、経皮毒と言われ毒性があることが知られていますが、少量であれば有害ではないとされてお り、利用を許可されている化学物質です。皮膚に対して軽度の刺激性を持っており、頭皮の痒みを引き起こす副作用が認められています。この化学物質が含まれ る育毛剤は、皮膚が敏感な方は使用を避ける必要があります。
そのほかにも、アルコール系の添加物が配合されている育毛剤は、皮脂を過剰に除去してしまい頭皮トラブルを招く事があります。
皮脂は、もともと頭皮をカバーしている役割があり、無くなってしまうと薄毛を進行させてしまう恐れがあります。多すぎる皮脂は、毛穴を塞ぎ毛髪の成長を妨げますが、皮脂が少なすぎるのも悪影響を及ぼす事を覚えておいてください。
基準をクリアしているものですので、プロピレングリコールなど添加物が含まれていても頭皮に悪影響がある可能性も低いです。
しかし、育毛剤は使い続けて効果を発揮するものです。使い始めた当初は、頭皮への影響が無くても、継続して使い続けている内に何らかの異常が発生する場合があります。そういった事を理解して常に頭皮状況に気を配ることを忘れないでください。
このようなリスクが明るみになってからは、各メーカーで無添加育毛剤を発売するようなりました。これで100％安心して利用するのはダメですが、少なくてもこれまで説明した事については回避する事ができますので参考にしていただければと思います。
参考・関連サイト
MSD株式会社が運営する抜け毛・薄毛の関連情報サイト。
女性用育毛剤の選び方・使い方などを中心に提供している情報サイト。
